豊かな自然が近江牛を育てています
地方の競りで買い付けた子牛は同じ区画で飼育し同郷同士が群れになれるようにしています
「牛房」は一頭当り8平方メートル、10mx5mのマスで6頭の子牛を肥育しています。
この広さは牛にとってストレスのないスペースです。また牛床が汚れにくい環境なのです。
亀井牧場に来て間もない子牛たち。9〜10ヶ月齢で導入します。ここから愛情を込めておよそ20ヶ月肥育します。
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毎日、同じ人が餌やりをすることで、牛はこの人が餌をくれる人だ認識し安心します。日々、牛に触れスキンシップを取ることで穏やかでおとなしい牛に育ちます。そういう牛はとても良い肉質に育ちます。 |
近江牛の里、滋賀県近江八幡市大中町
彦根、安土にほど近い琵琶湖東部の広大な農業地帯に位置し
近江牛肥育牧場、近江米や近江野菜の産地として知られるのどかな田園地帯です
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牛にとって 最も快適な生育環境
美味しい水、綺麗な空気、 静かで居心地の良い牛舎
☆生育環境が最も大切☆
ストレスに敏感な牛に居心地の良い場を与えてあげることが上質な近江牛を育てる上で欠かせない条件です。
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新牛舎
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作業効率を高めた新牛舎
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牧草の収穫
スーダングラス
亀井牧場では、上質の牧草や稲ワラを自家栽培し飼料の給与管理を行っています。
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関西では最大級のロールベーラー
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牧草(サイレージ)
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理想的なエコ農法
循環型農業
この機械で牧草を栽培する畑に有機肥料としての牛糞をまきます。 穏やかにじわじわと効く牛 糞は非常にすばらしい肥料です。
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大中の野菜は美味しい!
秋に稲ワラを刈り取った後、すぐに牛糞をまきます。 そこで、野菜農家さんが野菜を栽培します。牛糞堆肥の効果は抜群 です。非常に甘くて美味しい野菜が育ちます。そして、春にまた牛糞を まき田植をし秋に稲をかり、そのかった稲ワラが牛の飼料になります。 そしてまた秋に牛糞をまくといったリサイクルで無駄は何一つないのです。
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・子牛の買い付け
最高の元牛を求めて全国を駆ける
元牛は自家繁殖と地方の競り市から買い付け優秀な種牛から生まれた子牛を導入するために毎月島根県をはじめ全国各地の競り市に出かけ立派な近江牛となる元牛の買い付けを行っています。九州熊本、宮崎からも買い付けています。
左の写真は、子牛の生産地として知られる島根県の競り市の様子です。
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・愛情を込めた肥育
ふれあいを大切に
現在、約700頭の牛がいます、そのため手作業のえさやりでは時間や労力がかかり過ぎてしまい、牛とのスキンシップや一頭一頭の牛じっくり観察する時間が減ってしまいます。えさやりを一部機械化することによって、作業効率もアップし時間的にも体力的にもゆとりが生じます。ゆとりができることで、牛を以前よりさらに観ることができ(病気の牛の早期発見ができる)えさやり以外の仕事(牛床の堆肥だしや牛舎内の清掃など)が以前より多くできるようになりました。機械化は牛にとっても私たちスタッフにとってもプラス面が多いのです。
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効率的に作業が出来る広い通路
もちろん餌箱の掃除はスコップを持ち、手作業で丁寧に 行います。その時、えさの残し具合などを見てえさの量 をその日ごとに調整しています。何も考えず一律に与 えているのではありません。
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牛を穏やかに育てるスキンシップ
一つ一つの牛房にいる牛の月齢や性別、状態をよく観察し 理解しながら機会でえさの量を微妙に調節しながら給餌し ています。長年の手作業肥育で蓄積されてノーハウや感覚 で与えるべきえさの適切な量が分かるのです。
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★基本の手作業と世話
愛情のこもった手作業肥育
牛はとても敏感で臆病な動物です。様々なストレスが体調の変化や肉色に表れます。日々のスキンシップによる愛情のこもったコミニケーションと居心地のよい環境を与えることが最も大切です。
特に会話しながら餌やりすることで人間と牛との信頼関係を築き牛に安心感を与え目を合わせ手間ひまをかけて牛と接することを重視しています。
♪牛舎にはいつもモーツアルト♪ 牛舎にはいつも音楽が流れています。牛はデリケートです。だからクラシックがとても好きです。体調がよくなり性格もおとなしくなり穏やかな表情になります。
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★近江米の稲ワラにこだわっています
亀井牧場の牛は美味しい「近江米」を食べて育っています。地元産の安心安全な「環境こだわり栽培基準」を満たした美味しい近江米の稲ワラは安心して牛に与えられる一番のご馳走です。
主食である稲ワラは、牛にとってとても大切な生命線のようなものです。近江牛に欠かせない「脂質」や「旨み」に影響を与える重要な飼料なのです。
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牛に声をかけなだら給餌
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★亀井スペシャル ブレンド
ビール酵母へのこだわり
亀井牧場ではビール粕を独自の配合で餌に混ぜて与えています。これは手間もかかりますが、無ければならない「隠し味」です。
ビール酵母の独特の香りが牛の食欲を増大させ「肉味の深み」や「脂の甘み」を生み出すと考えこだわっています。
給与飼料紹介 ・稲ワラ、牧草(自家栽培) ・マルニビーフ(もみじ) ・ビール粕 ・豊橋ミックス ・チモシー、バミューダ(飼料には、省令で禁止されている飼料はは一切使用していません)
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牛はデリケート
和牛は特にデリケートです。 少しえさの量が増えただけで下痢をして、何ヶ月も引きずりやせてしまいます。別の棟に移動したりメンバーが変わってしまうと喧嘩やいじめが起こり体にキズがつき肉質も悪くなってしまいます。 毎日、同じ人がしっかりと牛の様子を観察し、成長具合や疾病やケガはないかなど、牛の状態を理解して肥育することが良い牛をつくる上でとても重要なのです。 そのため、スタッフは休みも少ないですが日本一の近江牛を育てるために情熱をもって、日々牛に向き合い頑張っています。
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子牛登記
自家繁殖も行っています 現在、母牛が19頭、自家産近江牛が21頭います。約4ヶ月齢まで 母牛と一緒に飼育するため、母乳を飲みすくすくと大きく育ちます。 母牛と子牛仲むつまじい姿は見ていてほほえましく、癒されます。
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牛糞貯蔵舎 牛糞は大切な資源 エコリサイクル 理想的な循環再利用
乾燥した牛糞はオガクズ等を混ぜ再利用します。
新しく出来た牛糞貯蔵舎
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牛糞に混ぜるオガクズ |
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牛糞は乾燥するとパサパサした
状態になり臭いもまったくありません。
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飼育環境への配慮
牛糞は乾燥しオガクズを混ぜ上質の牛床として再利用しています。 乾燥させた牛糞は弾力性保温性があり牛にとって理想的なベットなのです。
EM菌の散布
EM菌は臭い成分を分解してくれる特殊な無色透明のバクテリア。EM菌を定期的に各牛舎に散布し生育環境の改善に努めています。 |
よく乾いた牛床でリラックスする牛
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牛は牛床が汚れていると、立っていることが多くりリラックスして横になることがありません。それがストレスになり、体重の増加も悪く、結果肉質の悪い牛になります。くさい臭いも肉の色みを悪くしてしまいます。その為、常に扇風機をまわし牛床を乾かしています。汚れたら堆肥だしをしたり、敷料をひきます。 また、EM菌を散布することによって牛床の臭いをおさえることができます。夏から初秋にかけては牛床がよく乾燥しほとんど堆肥だしをしなくてもよい綺麗な上体を長く保つことができます。 よく獣医さんが、亀井牧場の牛は「一瞬、死んでいるのかなと思わせるくらいドーンと横になって熟睡してますね」と言ってくれます(笑) |
近江八幡市近江牛生産振興会主催
第一回 「近江牛」枝肉共進会にて 優秀賞二席を受賞 平成22年6月 |
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亀井牧場代表
亀井利次 妻愛子 長男頌司
最高の近江牛を目指して毎日 670〜700頭の牛の世話に取 り組んでいます。最高の近江牛 へのこだわり美味しい近江牛を 育てるために元牛の買い付けか ら生育管理、健康対策、給餌管 理等を手間ひまと愛情を注ぎな がら立派な近江牛の生産に取り 組んでいます。
牧場代表:亀井利次 牧場長:亀井頌司(長男) 繁殖担当:亀井愛子(妻) スタッフ 松下扶子(次女) 武田博之
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牧場内の牛供養の碑
牛や自然、人への感謝を大きな石に
心を込めて刻んだことば |
近江八幡市大中の畜産業は約40年前に多くの先人の努力によってスタートしました。私の父もその一人として肉牛肥育を始めました。
当初はホルスタイン、そして交雑種の一貫経営へと時代の流れと共に変わり、現在は和牛(近江牛)の肥育牛650〜700頭、繁殖牛20頭の経営を私(代表)と妻、後継者の息子、娘、従業員の武田さん5人で日々の作業を行っています。
私自身は、19才から現在(57才)まで38年にわたって牛飼いを行って来ました。その間、約1万頭以上の子牛や成牛をトラックで運んできました。
ある日、いつもの様に牛を積んだトラックで信号待ちをしていると小学生の子供たちや高校の女子生徒、大人やお年寄りのみんながトラックに積まれた牛を見てニコニコと指を差して微笑みます。
その時の情景や思いをいつも感じています。どうやら牛の目、顔、姿は人間の心をやさしく和ませてくれるような気がします。牛はおいしいお肉になって人の命を育んでくれます。それだけではなく、やさしい暖かい心を人間に与えてくれます。
私共、亀井牧場は新しい若い後継者が未来の牧場作りに励んでくれています。頼もしいかぎりです。妻もきもったまかあさんとして亀井牧場の中心的存在です。
私は、好きな山登りで養った力と心で死ぬまで牛飼いに精を出すつもりでおります。こんなにすばらしい仕事は他にないと思っています。
亀井牧場スタッフ一同 精一杯美味しい近江牛とあたたかい牛の心を皆様におとどけしたいと思っております。
2010年7月
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リターントップ.